木の温もりを主役に、日常をしっとり彩るネオクラシックなテレビボード。
佇まいを整えるネオクラシック
日本の空間に寄り添う低めのプロポーションに、柔らかな面取りとテーパード脚を合わせた端正なデザイン。重心は低く、視界を遮らず、壁面に穏やかな陰影を描きます。和の道具感とミッドセンチュリーの軽やかさを一台にまとめました。
木の手触りを生かした操作部
引き出しの手掛けや引き戸の取っ手は木製。金具を見せない納まりで、手に触れるたび無垢材のやわらかな感触が伝わります。使う場面が多い部分こそ木の心地よさを大切にしました。
使い勝手に配慮した収納計画
左側は2段の大容量引き出し。軽くて調湿性に優れた桐材を用い、蟻組構造で堅牢に仕上げています。上段は雑多な小物、下段はゲーム機や冊子類など、日常の道具が気持ちよく収まります。中央のデッキ収納は2列2段で最大4台のAV機器に対応。可動棚は3段階で調整でき、外せば高さ250mmのスペースとしても使用可能です。右側の木製引き戸は見せたくない機器やメディアの目隠しに便利です。
リモコン操作とディスプレイ性
中央部はガラス引き戸のため、扉を閉じたままでも赤外線が届きやすく、レコーダーなどの操作が快適。ディスプレイを兼ねた見せる収納としても活躍します。
配線のしやすさと清掃性
天板にはデンマーク製アルミの配線蓋を装備。背面は目隠し板付きで美観を保ちながら、中央仕切りとの間に通線スペースを確保しています。脚下は約130mmのクリアランスがあり、床がつながって見えるため圧迫感が少なく、掃除も容易です。
素材と仕上げ
外装は天然木を基調に、見えにくい背面・内装にも表面材と同種の木を使用。角部には無垢面材を回して日常使いの当たりに強くしています。仕上げは木肌の触感を生かすオイルフィニッシュ。採用する塗料や接着剤はF☆☆☆☆相当を満たし、安心してお使いいただけます。
選べる樹種の個性
ユーラシアンチークは穏やかな木味と高い耐久性、ローズウッドは重厚でドラマティックな縞模様、ウォールナットは深いブラウンと美しい木目、オークは力強い杢と明るい色調、ブラックチェリーは滑らかな手触りと飴色へ育つ経年変化。それぞれの表情が、暮らしの雰囲気を上質に引き上げます。
永く使うためのつくり
大量生産では省かれがちな工程にも手間を惜しまず、塗装だけでも複数工程を重ねて丁寧に仕上げています。引き出しの蟻組、面の取り回し、3mm無垢の木口処理など、毎日の使用感と耐久性に直結する部分を確かな木工技術で支えました。