そうだ!オイルメンテナンスをしよう!

ショールームに展示しているブラックチェリー無垢材のカウンターテーブルを見てみると、エアコンをつけ空気が乾燥しているせいか、木肌が乾燥してカサカサ。プライスカードや、小物を置いたりするので、少々擦り傷もついてます。でも大丈夫!無垢材オイル仕上げの家具は、メンテナンスをする事で美しい艶や滑らかな質感のある状態へと戻すことが出来ます。

オイルメンテナンスをする前

オイルメンテナンスをした後

傷が消え、艶が増して美しくなりましたよね!
オイル塗装の家具はこのように、メンテナンスを繰り返していくことで、何十年と使っていても美しい状態を保つことが出来ます。
今回、メンテナンスのやり方をご説明させていただくのに、傷を消してしまいましたが、あえて傷は残しておいて家族の歴史として残しておくのも良いものですよ。
オイル塗装の家具についた傷は、見ていて不快にならない傷なんですよ。たとえばこちらの画像をご覧ください。

極端な例ですが、こちらはノコ目仕上げと言って、名前の通りノコギリであえて傷をつけ模様と味わいを出した仕上げ。触るとザラザラ凸凹です。
見ていて不快ではないですよね!味わい深くなっていると思います。でも傷だらけなんですよ。

このように無垢材のテーブルは使っていくことでできる傷などがまた味わいへ変化ます。これを「経年美化」と言います。経年美化については奥深い意味がありますので後日改めて、詳しくブログしていこうと思います。

前置きが長くなってしまいました。それではオイルメンテナンスのやり方をご説明します。磨く・塗る・拭くだけの簡単作業なのでご覧ください。

用意するもの

メンテナンス用オイル

0.75Lの大きな缶の写真を載せていますが、こんなに大きな量は必要ありません。(汗)
メンテナンス用オイルのご購入は、当店でも販売はさせていただけますが、正直に言います。イケダコーポレーションのオンラインショップで購入された方が早くご自宅に届きますし、お値段も数百円ほどお安いです。イケダコーポレーションは人体に無害、万が一お子様がオイルを口にしても大丈夫なドイツ製自然オイル、リボスの日本正規代理店です。当店もこちらから仕入れてますので安心してご購入ください。当店でご購入してくださるお客様はお問合せからご連絡くださいませ。

いろいろな種類のオイルがあるのですが、こちらのビボスオイルメンテナンスキッドがおすすめです。この量でも4,5回分はしっかり使えます。
オイル成分の中に蜂の巣からできる、蜜蝋ワックス入り。ワックスですから、オイルに加えてさらに水弾きがよくなります♪

木工用やすり

ホームセンターなどでご購入になれます。写真は不織布のやすりですが、お馴染みの紙やすりでも構いません。#320と書いているのですが、こちらは目の荒さを表した数字です。一般的にテーブルは#320番前後を使用します。ちょっとテクニックとして、テーブルに輪シミが出来たり、不快傷があってそれを少しでも消したい場合は一度#200番のヤスリで磨いてから、仕上げに#320番で磨くと楽で、早く磨くことが出来ます。がこのお話は後ほど。

メリヤスウエス

綿のウエスですね。着なくなったTシャツなどでも構いません。なければ、ホームセンターに大量に入って売っております。こんなにいらんってぐらいに(笑)
タオルケットでは埃が出るため、あまり埃が出ないものの方がいいでしょう。お写真が汚いシワシワの紙でごめんなさい。

用意するものは以上です。

メンテナンスを開始しましょう

それではメンテナンスを進めていきます。初めてやるオイルメンテナンスは僕も体験済みで正直、最初はちょっとドキドキなのかもしれませんが、やってみると驚くほど簡単で、お子様とも一緒にできますので、美しくなっていく様を楽しみながらやってみてください。

乾拭きをする

まずは乾拭きをします。テーブルの上の汚れを取りましょう。どっちみち、オイルを塗るのですから固く絞った水拭きをしても構いません。その場合、すぐ乾くと思いますので、乾かしてから次に進んでくださいね。

木を磨く

「木を磨く」木工ヤスリで表面を削る工程です。大工さんのカンナのようにたくさん削ることもないので、磨くと表現しています。人間でいう垢すりみたいなものです。
やり易いサイズに適度にヤスリを切ってください。「磨く」という工程ですが、輪じみや傷があまりない場合や、傷をあえて残しておく場合、あまり頑張って磨かなくても大丈夫です。この磨く工程は、汚れや古いオイルを落とすものなので、軽く適度に磨いてください。何だったら、初めに水拭きをしておくとある程度の汚れも取れますし、古いオイルも適度に落とせています。

輪シミや深い傷が気になるようでしたら、頑張って磨いてください。傷は、残っていてもオイルを塗ると目立たなくなります。
ここで先ほどの#200番で磨いてから#320番で仕上げると早く楽に磨くことが出来ます。一箇所を集中して磨くと、その場所だけ、ほんのわずかに凹んでしまうので、全体をまんべんなく磨いてくださいね。

ポイント!「輪シミや深い傷が気になるようでしたら、#200番で磨いてから#320番で仕上げる」

後にも先にも気遣う必要はないですが、ここだけ注意してください。

木を削る時は、必ず木目に沿って削ってください。なぜ木目に沿って削るのかというと、木は繊維の集合体。繊維は木目方向に縦に入っています。木の枝を折った時の切り口を思い出すと、何となく想像はできますよね。木目に逆らって横方向に磨くと、繊維をえぐることになりますので、傷の原因になります。まぁそうなったとしてもまた、木目に沿って磨けば治るのですが、そんな事をする必要もないので、木目に沿って磨いてくださいね。

一旦、お掃除

全体をまんべんなく磨きました。写真ちょっと見えにくいですが、わかり易いようにがっつり展示テーブルを磨きましたので、細かな木の粉がいっぱいです。このまま次の工程のオイルを塗ると、木の粉があるまま固まってしまいますので、一旦水拭きをしてきれいに拭き取ってください。
オイルが固まる?そうなんです、このオイルは乾性油、空気に触れるとだんだん固まって行きます。

(主な乾性油:亜麻仁油、米油など。)サラダ油は固まりません。なので塗るといつまで経ってもテーブルがベタベタしますよ(笑)
水拭きをした後は、またよく乾かしてください。すぐに乾くと思いますので、ここで一旦休憩するのもいいですね。そんな大そうなな作業ではないのですがお時間潰しに。

 

オイルを塗る

いよいよオイルを塗っていきます。ここから初めての方はきっと感動されるでしょう♪オイルの塗り方は、ウエスにつけて塗っても良いですし、写真のようにオイルを垂らして塗っても構いません。塗り方も難しく考える必要はないです。木に肌で木肌というように、人間の肌に化粧水を塗るように、肌に浸透するように塗っていく感じで良いです。

何だったら、オイルを塗ると艶が出ますので、後は勝手にある程度浸透していきます。あまりオイルをつけすぎると後で余分なオイルを拭き取るのが大変なので薄く伸ばす程度で大丈夫ですよ。艶が出ればOK!!天板の裏までは塗らなくても良いですが、側面は塗ってあげてくださいね。
天板の裏は、お手入れすることも、物が擦れることもあまりないので、表ほどオイルが取れることはありません。数年に一度、気が向いたら塗ってあげてくださいね。
木製のテーブル脚は、見た目が美しくなるので、塗っておいても良いでしょう♪

仕上げ

オイルを全体に塗り終わりましたら、最後に新しいウエスで乾拭きをします。オイルを塗った後、余分なオイルがあります。それをそのまま放置しておくと、少しテーブルがベタベタするのです。ですから、新しいウエスできれいに乾拭きしてあげてください。
この乾拭きをする工程で、最後に木目に沿って真っ直ぐにふくと塗りムラがなく綺麗な仕上がりになります。

乾拭きが終わりましたら、メンテナンスはこれで終わりです。オイルが完全に乾燥するまでおよそ10時間程度、乾かしてあげてください。
オイルメンテナンスをするのは頻繁にするのではなく、年に理想は2回です。でも、忙しい現代社会ですから、年に1回でも良いですよ。磨く工程を省いてオイルを塗るだけでもしてあげてください。メンテナンスは、シミや汚れをつけにくくする為と、乾燥を防ぐためにオイルメンテナンスをする。どんなやり方であろうと、オイルを塗ることに意味があるのです。

最後に

いかがでしたでしょうか。簡単でしたでしょ。このメンテナンスにかかった時間は、コッテリしても20分程度でした。オイルを塗るだけなら、すぐに終わります。時間があればしっかり磨いてメンテナンス。忙しい時や、ちょっとめんどくさいなと感じたらオイルを塗るだけでもしてあげてくださいね。時間がある時や、気が向いた時にコッテリするのもありだと思います。

ではこれでメンテナンスを終了いたします。最初にあった傷、どこにあるかわかりますか?こうやってこれから何十年と経年美化をお楽しみくださいませ。
長文を読んでいただき、ありがとうございました。

おーっと、オイルのついたウエスは火気厳禁でお願いします。

水に濡らして、捨ててください。

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