オイルメンテナンスをしよう!

ショールームに展示しているブラックチェリー無垢材のカウンターテーブルを見てみると、エアコンをつけ空気が乾燥しているせいか、木肌が乾燥してカサカサ。
プライスカードや、小物を置いたりするので、少々擦り傷もついてます。

でも大丈夫!
無垢材オイル仕上げの家具は、メンテナンスをする事で美しい艶や滑らかな質感のある状態へと戻すことが出来ます。
オイル塗装の家具は定期的にメンテナンスを繰り返していくことで、何十年と使っていても美しく木ならではの味のある状態を保つことが出来ます。

すれ傷はオイルを塗るとキズがすぐ隠れてしまいますが、深い傷はあえて家族の歴史「10年後、20年後に改めて見るストーリー」として残しておくのも浪漫があり良いものですよ。
そしてそこから先さらに40年50年・・・と続いていくから天然木家具は素晴らしいです!

それではオイルメンテナンスのやり方をご説明します。
磨く・塗る・拭くだけの簡単作業なのでご覧ください。

用意するもの


メンテナンス用オイル

いろいろな種類のオイルがあるのですが、こちらのビボスオイルメンテナンスキッドがおすすめです。
この量でも4,5回分はしっかり使えます。
オイル成分の中に蜂の巣からできる、蜜蝋ワックス入り。
オイルに加えてさらに水弾きがよくなります。


木工用やすり
ホームセンターなどでご購入になれます。
写真は不織布のやすりですが、お馴染みの紙やすりでも構いません。
#320と書いているのですが、こちらは目の荒さを表した数字です。
一般的にテーブルは#320番前後を使用します。


メリヤスウエス
綿のウエスです。
着なくなったTシャツなどでも構いません。
タオルケットでは埃が出てそのまま固まり付着するため、使わない方がいいでしょう。


それではメンテナンスを進めていきます。
初めてやるオイルメンテナンスは僕も体験済みで正直、最初はちょっとドキドキなのかもしれませんが、やってみると驚くほど簡単で、お子様とも一緒にできますので、美しくなっていく様を楽しみながらやってみてください。


乾拭きをする
まずは乾拭きをします。
テーブルの上の汚れを取りましょう。
どっちみち、オイルを塗るのですから固く絞った水拭きをしても構いません。
その場合、乾かしてから次に進んでくださいね。

 


木を磨く
「木を磨く」木工ヤスリで表面を削る工程です。
まず表面の汚れを磨いて落とします。
人間でいう垢すりみたいなものです。
やり易いサイズに適度にヤスリを切ってください。
「磨く」という工程ですが、輪じみや傷があまりない場合や、傷をあえて残しておく場合、あまり頑張って磨かなくても大丈夫です。
この磨く工程は、汚れや古いオイルを落とすものなので、軽く適度に磨いてください。

輪シミや深い傷が気になるようでしたら、頑張って磨いてください。
すり傷は、残っていてもオイルを塗ると目立たなくなります。
少し深い傷は、ヤスリ#200番で磨いてから#320番で仕上げると早く楽に磨くことが出来ます。
一箇所を集中して磨くと、その場所だけ、ほんのわずかに凹んでしまうので、全体をまんべんなく磨いてください。

木を削る時は、必ず木目に沿って削ってください。
なぜ木目に沿って削るのかというと、木は繊維の集合体。繊維は木目方向に入っています。
木目に逆らって横方向に磨くと、繊維をえぐることになりますので、傷の原因になります。

 

 


一旦、お掃除
全体をまんべんなく磨きました。
テーブルを磨きましたので、細かな木の粉がいっぱいです。
このまま次の工程のオイルを塗ると、木の粉があるまま固まってしまいますので、一旦きれいに拭き取ってください。
オイルが固まる?
そうなんです、このオイルは乾性油、空気に触れるとだんだん固まって行きます。
固まると言っても樹脂塗装のように硬く固まる訳ではなく、例えるなら水ノリのようにうっすら固まる感じです。

 


オイルを塗る
いよいよオイルを塗っていきます。
ここから初めての方はきっと美しさに感動されると思います。
オイルの塗り方は、ウエスにつけて塗っても良いですし、写真のようにオイルを垂らして塗っても構いません。
塗り方も難しく考える必要はないです。
木に肌で木肌というように、人間の肌に化粧水を塗るように、肌に浸透するように塗っていく感じで良いです。

 


あまりオイルをつけすぎると後で余分なオイルを拭き取るのが大変なので薄く伸ばす程度で大丈夫です。
天板の裏までは塗らなくても良いですが、側面は塗ってあげてくださいね。
天板の裏は、お手入れすることも、物が擦れることも表ほどすくないので、あまりオイルが取れることもありません。
数年に一度、気が向いたら塗ってあげてください。
木製のテーブル脚は、見た目が艶美しくなるので、塗っておいて良いでしょう。


仕上げ
オイルを全体に塗り終わりましたら、最後に新しいウエスで乾拭きをします。
オイルを塗った後、余分なオイルがあります。
それをそのまま放置しておくと、少しテーブルがベタベタするのです。
ですから、新しいウエスできれいに乾拭きしてあげてください。
この乾拭きをする工程で、最後に木目に沿って真っ直ぐにふくと塗りムラがなく綺麗な仕上がりになります。

乾拭きが終わりましたら、メンテナンスはこれで終わりです。
オイルが完全に乾燥するまでおよそ10時間程度、乾かしてあげてください。

オイルメンテナンスをするのは頻繁にするのではなく、年に理想は2回です。シミをつけにくくする為と、乾燥を防ぐためにします。
エアコンを付けると部屋の空気が乾燥しますのでエアコンを付け始める前の時期にするのがオススメです。
でも、忙しい現代社会ですから、年に1回大晦日でも良いですよ。
磨く工程を省いてオイルを塗るだけでもしてあげてください。


最後に
いかがでしたでしょうか。
このメンテナンスにかかった時間は、コッテリしても20分程度でした。
オイルを塗るだけなら、すぐに終わります。
時間があればしっかり磨いてメンテナンス。
忙しい時や、ちょっとめんどくさいなと感じたら水分予防や木の乾燥を防ぐため、オイルを塗るだけでもしてあげてくださいね。
時間がある時や、気が向いた時にコッテリするのもありだと思います。

それではこれでメンテナンスを終了いたします。
長文を読んでいただき、ありがとうございました。


オイルのついたウエスは火気厳禁でお願いします。
水に濡らして、捨ててください。

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