ネップ糸の素材感。素朴でナチュラルな味わいの生地

反毛によるネップ糸のナチュラルな素材感とシックなカラーはホームユースからオフィスユースまで幅広くお使い頂けます。
カフェやビンテージテイストのインテリアにもおすすめです。
ネップとは繊維が絡み合ってできた、糸の節のこと。
ところどころに糸の塊が現れた糸を「ネップ糸」と呼ばれます。
素朴でナチュラルな味わいが楽しめます。
生地名・コースト
色
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組成
ポリエステル83% / アクリル12% / コットン3% / ウール2%(リサイクル糸11%)
環境に配慮した素材
【反毛ワタ混リサイクル糸】
反毛ワタ混リサイクル糸は、愛知県三河地方で明治時代から続けられてきた技術をルーツとする、再生繊維を活用したリサイクル糸です。
反毛とは未使用のまま破棄される生地や、工場で発生する落ちワタ、はぎれなどを集めてもう一度ワタの状態に戻し、糸の原料を作る技術のことを言います。繊維が貴重だった戦後に発展し、現代も受け継がれている極めて優れたリサイクル産業です。
再生する際にエネルギーが過剰にかからず、廃棄物を減らすことができます。また既存の素材を再利用することで生産に必要な天然資源やエネルギーを節約し、繊維の寿命を延ばすことに繋がります。
FORESTEXの椅子張り生地には、デニムの裁断くずを利用して作られたワタを混ぜて紡績した糸や、さまざまな反毛原料を混ぜて組合わせた意匠性の高いネップ糸などを使用しています。これらの糸には日本人のものを大切にする「もったいない」という精神が生きています。
日本一の毛織物產地 「尾州」で作られた椅子張り生地
愛知県一宮市を中心にした尾州地域は、木曽川の豊かな水と特有の自然環境に恵まれ日本一の毛織物(ウール)産地として古くから発展してきました。
今では世界三大毛織物産地はイギリスのハダースフィールド、イタリアのビエラ、そして日本の尾州といわれています。
糸から生地になるまでの多くの工程をこの地域の中で分業・協業によって一貫してでき、紡績、撚糸、染色、製織、編立、整理加工といったそれぞれの工程で専門的かつ高度に蓄積された知識と技術を長年にわたって継承してきました。
尾州全体が一つの大きな工房・工場といえるでしょう。
生み出される高い品質は、国内はもちろん海外のハイブランドからも信頼を集めており多種多様な素材の組み合わせや新しく豊かな表情のテキスタイルをつくり続けています。
その尾州で職人が丁寧に作りあげた 椅子張り生地FORESTEXで極上の手触りやデザインの美しさを体感してください。